子どもが男の子で良かった!と心から思えた日
先日の出来事。
息子「ママ~、パパは後どれくらいで帰ってくる?」
私「1時間くらいじゃない?」
息子「あと1時間、あそこにいるかな・・・」
私「何が?」
息子「大き目な蜘蛛がカーテンのところにいるんだよ」
虫嫌いな息子の事ですから、少し体格の良い蝿とり蜘蛛を大きいとか言ってるんだろうと思いつつ、見に行きました。
!!!マジ、大きい!!!
脚を伸ばした状態では、15cmくらいありそう。
郵便受けへ手を入れたときに大きな蜘蛛が飛び出してきた幼児体験から、私も蜘蛛が大の苦手。。。
蝿とり蜘蛛くらいならチラシで家の外に出せると思っていましたが、ほんとうに大きいのは駄目!!!
でも、このままにはしておけません。
窓から外に出そうと試みたところ、蜘蛛は家の内部方向にダッシュ。
息子「ウワ~ッ、こっちに来たよ!」
私「ちゃんと見張っててよっ!!!」
お掃除棒を使って、おいたてる道具を作りました。
いちばん近くの小窓から出そうと、棒で壁をつつきますが、こちらの思惑とは違う方向へどんどん逃げていきます。
息子「ママ、もう無理だよ~。パパが帰ってくるのを待とう」
私「そんなの駄目!どこに行ったか分からなくなって、扉を開けたときに突然出てきたら、お母さん泣いちゃう。ペットボトルで捕まえる道具を作ってくるから、目を離さないで!!!!」
ペットボトルをカッターで切っている間にも、息子の「ウワ~、また動いた!」「こんどは棚の後ろに!」と叫ぶ声が聞こえてきます。
急いで作ったペットボトル捕獲器で何とか捕まえようとしましたが、そんなに簡単にはいきません。
蜘蛛って意外と動きが俊敏。
結局、隣の部屋まで移動されてしまいました。しかも、天井・・・。
無理、もう無理、天井には手が届かないし、変なことして顔にでも落ちてきたら、確実に卒倒する。
諦めて旦那が帰ってくるまで見張ることにし、“お願い、家具の裏に回らないで~”と祈りながら蜘蛛を凝視する私。
あと45分も見失わずにいられるだろうかと心配していたとき、息子が
「お母さん、どいて」と椅子を持ってきました。
そして、私の手からペットボトル捕獲器をとると、天井の蜘蛛を捕まえようと腕を伸ばし始めました。
私「何してるの? いいよ、自分のほうに蜘蛛が落ちて来たら嫌でしょ、苦手なのに」
息子「でも、ママのほうがもっと嫌いでしょ」
と頑張り続けてくれます。
ワオ、息子ってカッコイイ~!!
自分も嫌いなのに、私のために闘ってくれてる!!!
うちの息子は、男の子の割には大人しいと思うのですが、それでも武闘物が好きだし、小4なのに靴下がえげつない臭いを発するし・・・。
“娘っていいなぁ~”と思う事も正直あります。
でも今回は、“息子で良かった!”と20年分くらい思いました。