お菓子を「買って~!」と泣き叫ぶ子、どう対応するのが正解か
たまに店でみかけますよね。
お菓子やおもちゃコーナーの前で「買って~!」と泣き叫んでいる子ども。
うちは、その対応を間違えてしまったと、深く反省している今日この頃です。
息子は小学4年生なので、今はさすがにもう、そういう事はないのですが・・・。
やはり、小さい頃は何回かありました。
そんなとき我が家では、「お金がないから」という理由で、主に主人が説得してたんです。
「ほら、無いでしょ~」と、10円玉や1円玉しか入っていない小銭入れを見せて。
子どもも、お金がないと聞くと、お金の位置づけなど理解していないだろうに、意外とあっさり引き下がるので、楽だったんですが・・・。
楽したツケが、今頃になって出てきました。
私「○○して~」 息子「それしたら、幾らくれる?」
なんにでもお金を結びつける、金の亡者みたいになってしまったんですよ~。
何かを食べる、する、というときも非常に金額を気にするし。
「えっ、○○○円もするの? じゃあ要らない。」
金銭感覚は大切ですが、金額でなく何かを純粋に楽しむという姿勢が無い。
子供なのにこれって、悲しいですよね。。。
というわけで、どうすれば良かったのかな~と思っていた訳ですが。
先日読んだ本に、“なるほど。息子が小さいときに知っていれば、そうしたのに~!”と思う対処法が書かれていたので、ご紹介します。
例えばスーパーに買い物に行くとき、出掛ける前に、その日に買う物を子どもと一緒にリストアップしてメモにします。
文字がまだ読めないなら、イラストで。
メモのリストを子どもと見ながら、「今日はこれしか買わないよ」という約束をします。
いざ、買い物へ。
もしスーパーのお菓子コーナーで「買って、買って~」が始まったら、お出かけ前の約束を思い出すように言います。
それでも駄目なら、メモを取り出して、子どもと一緒に買う物リストを確認。
「このお菓子は、リストに無いよね?」
これで、大抵の子どもは理解してくれるのだそうです。
そんなに上手くいくのかな~?という気も多少しますが、試してみたかった。
こういう方法で駄々捏ね回避が可能になるなら、素晴らしいですよね。
ただし、もう何度も駄々をこねる事で目的の物をゲットする事に成功している子の場合は、この方法が効果を発揮するまでに時間がかかるらしいです。
今回読んで参考にさせていただいた本はコチラ
夏休み明けも、いじめで自殺したお子さんのニュースをよく見かけます。ご両親はどんなに辛いか。
いじめられる側にも、いじめる側にもなってほしくないので、タイトルにひかれて読んでみました。いじめは、決して“ちょっとしたストレス”ではないですけどね・・・。
著者は、いろいろな問題や困難を抱え心に傷を負った子どもたち100人以上を、ファミリーホームというかたちで支援してきた方。
難しい子ども達と信頼関係を築いてきた中での、具体的なアドバイスが参考になります。
子どもを尊重する付き合い方、ほめるポイントの見つけ方など、ぜひ真似してみたいです。
ただ、何かができたらご褒美をあげる方法には異議あり。小さい頃は採用してもいいかもしれませんが、この本では思春期の子どもにも利用したら良いという風に書いてあり、その点には賛同しかねます。
著者のホームに来る子ども達の場合は、心の傷が大きいし、難しい年頃にゼロから関係を築かなくてはいけないので、ご褒美作戦も有効なのかもしれないです。
でも、普通の親子関係の中では、やはりご褒美などの外的な動機づけではなく、なるべく内的な動機づけができるように誘導すべきではないかな~。
テストで良い点数が取れたら小遣いをあげるという方法をとった家庭で、お金のためにしか勉強しない子になったという話は、私の周りでもよく耳にします。
「どこかで行き詰まるから、やめた方が良いよ」と、先輩ママからアドバイスされた事が数回。
勉強でいったら、やはり学ぶ事自体を楽しめるようにしないと・・・。難しいですけど・・・。
思春期に入る前に、同じ著者のこちらの本も読んでおきたいですね。