天才科学者になりたい我が子を応援中

うちの子の夢は、天才科学者になって、リアルガンダムを作ること。その夢を実現させ幸せな大人になれるよう応援する母の日記です。

子育てで、自主性第一にこだわる理由2つ

私は、“自主性第一”をモットーに子育てしています。そのため、我が子の習いごとは、天才科学者になりたいわりには、なぜか空手と柔道。珠算、スイミング、ピアノが母親としては希望なのですが、本人はまったく興味なし。

まぁ、いいんです。本人の希望が一番!私がここまで自主性にこだわるのには、大きく2つの理由があります。

 

まず1つ目、“今という時間も楽しんでほしいから!”

私の母はいわゆる教育ママで、小・中・高と、「いい大学に入れるよう、とにかく勉強しなさい。遊びたいなら、大学に入ってから遊びなさい」と言われ続けました。

いい大学かどうかは別として、無事に大学へ入学したら今度は、「いい会社に入れるよう勉強しなさい。夜は専門学校にでも行ったら?」

就職したらしたで、お仕事がんばりなさいと言われるのかと思ったら、おっとどっこい。お次は、「いい家庭を築けるように、いい会社に勤めている人を見つけて結婚しなさい」でした。“ハ~?”ですよ。

いつも、将来のために、今の自分は我慢して努力する毎日。しかも、自分が望む将来ではなく、母親の理想とする将来のため。なんだかね、振り返ってもバカバカしいと思ってしまいます。大学からは家を離れていたので、あんまり言うことを聞きませんでしたけどね。

親元にいる間、私は人生がちっとも楽しくなかった。親に愛されてなかった訳ではないです。大切にしてもらったと思う。でも、息苦しくて仕方ありませんでした。

今の自分は仮の自分で、未来のためだけに生きているという感覚だったのかもしれません。大学生になり親元を離れてから、優等生の仮面をはずして楽になった感が非常に強かったですね。

もしかしたら、思春期というのは皆そんな感じなのかもしれませんが、私は、自分の子供には、私とは違う時間の積み重ね方をしてほしい。将来も大切だけど、今も大切。今を楽しむことも存分に味わってほしいと思います。

で、今の子供にとっての毎日なんですが、学校のある日は、起きている時間の半分は学校にいます。学校って、基本的に将来に目を向けてる場所だと思うんですよ。

将来、大人になったときに困らないよう知識や常識を身につける、将来、いい学校に入れるように勉強する、ための場所。

一日の半分は将来のために時間を使っているんだから、他の時間は今のために使わせてあげても良いかな~と。それは遊びかもしれないし、読書かもしれない、本人の今したい事を優先させてあげたい。そんな気持ちです。

 

自主性を重んじる2番目の理由 、“イヤイヤやっても効率悪いから”

これは自分の経験でもそうですし、認知科学者の方もそう言ってます。

苫米地英人さんって、ご存知ですか?マサチューセッツ大学上智大学、イェール大学大学院、カーネギーメロン大学大学院等で、機能脳科学や計算言語学その他諸々の研究をされてきた方です。

ちょっと昔の話ですと、オウム真理教の信者に対する脱洗脳活動に携わっておられて、私もその関係で名前を知りました。

最近では、オセロの中島さんの洗脳騒動のときにコーチングを担当されたりしていましたね。ちなみに、中島さんは洗脳されてはいなかったそうですよ。苫米地さんの本に書かれていました。けっこう意外です。

さて苫米地さん、超高額セミナーを開催されていたりして、あまり近づき過ぎないように気をつけているのですが、脳の機能や心理について書かれた本には参考になるものが多い気がします。

 その苫米地さんも、「have to~」でやることはあまり身につかないし、脳はやらない口実をいくらでも見つけ出す。それに対し「 want to~」でやる事は楽しみながら集中してできるので、効率が良いという趣旨のことを書いておられます。

勉強なども、必要な事なら決してやらなくて良いという話ではなく、自分のゴールをしっかりイメージして、そのために今やるべき事を自ら望んでやる状態にすることが大切ということです。

ゴール設定ありきなのでベクトルは未来ですが、親に押しつけられて勉強するのではなく、自分で選んで今必要なことを自分で考えて学ぶって感じですかね。

私もそういう方針で自分の子を導こうとしているのですが、まだまだ試行錯誤中です。

でも、勉強嫌いにはなっていないので、基本は成功しているのかな。夏休みの宿題も、自分から取り組んでますし(^^)。

あとは、自分から研究課題を見つけるような積極的な自主性を発揮してほしいところ。息子の知的好奇心を刺激する材料をたくさん提示してあげられたらいいなぁと思う今日この頃です。